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 新生銀行グループが顧客データベースの統合に乗り出す。統合するのは新生銀行をはじめ、信販会社のアプラス、消費者金融のレイクを運営する新生フィナンシャルがこれまで別々に管理していた延べ1000万人分のデータだ。これらをAWS上のデータベースに集めて分析し、与信審査や営業活動に役立てる。

 同グループの統合データベース「YUI Platform」を2018年7月に稼働する。3社が保有するCRM(顧客関係管理)システムなどから、顧客の氏名や生年月日を基に名寄せするという。データは一定期間ごと、会社の枠を超えて各社のデータベースからバッチ処理で集める。

「YUI Platform」の概要
「YUI Platform」の概要
新生銀行の資料を基に本誌作成
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 狙いは与信精度の向上だ。例えば住宅ローンの審査。従来は1社のデータだけで貸倒れリスクを見積もっていた。これからは銀行口座の残高やクレジットカードの返済状況など各社のデータを使える。具体的には、データを機械学習により分析することで顧客の信用力や購買ニーズを数値化した「個人与信スコア」を算出し、審査に役立てる。

 営業活動にも役立てる。「購買予測確率」を算出することにより、契約が見込めそうな顧客に営業活動を絞れる。新生銀行の樋口雄飛グループ個人業務リスク管理部セクションヘッドは「販促メールを適切なタイミングで届けたり、来店した顧客に適切な金融商品を薦めたりしていく」と話す。