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 「セキュリティ人材には、ゲーマー(コンピュータゲームを趣味にしている人)が適している」。セキュリティベンダーの米マカフィーは2018年4月上旬、7カ国1000人弱を対象にした調査結果を発表した。回答者の9割以上が、ゲーマーはサイバーセキュリティの仕事に必要なスキルを備えていると考えているという。

 今回の調査は、企業や組織におけるセキュリティ対策の現状や効果的な対策などを調べるために実施した。調査対象は、米国、英国、ドイツ、フランス、シンガポール、オーストラリア、日本の7カ国における、従業員500人以上の企業や組織のセキュリティ担当者650人、およびセキュリティ部門の上級管理職(シニアマネージャー)300人。国ごとの調査対象者の割合は明らかにしていない。

 まずは、サイバー攻撃の現状とこれからについて尋ねた。巧妙の一途をたどるサイバー攻撃。「次の1年でさらに進化すると思うか?」の問いには、93%が「進化する」と回答。全体の13%は「サイバー攻撃の進化に対抗するのは不可能」と弱音を吐いた。

「サイバー攻撃の手口は次の1年でさらに進化すると思うか?」に対する回答
「サイバー攻撃の手口は次の1年でさらに進化すると思うか?」に対する回答
(マカフィーのレポートを基に編集部で作成)
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 サイバー攻撃に対抗するのが難しい理由の一つが、セキュリティ人材の不足である。今回の調査では、サイバー攻撃に対抗するには、セキュリティ人材が平均で24%足りないとの回答が得られた。

 一方で、スキルのあるセキュリティ人材は少なく引っ張りだこだ。容易には雇用できない。上級管理職などの84%は「スキルのあるセキュリティ人材を自社で雇用するのは困難」と回答。31%は、「新しいセキュリティ人材を雇用するための活動は何もしていない」と諦めている。

 スキルを既に持っている専門家を雇用するのが難しい現状では、素養のある人をスカウトして育てるほうが現実的だ。そこで今回の調査では、ゲーマーについて聞いている。サイバー攻撃対策は、コンピュータを舞台にした攻撃者との戦い。コンピュータゲームを得意とするゲーマーには、セキュリティ担当者としての素養がありそうだからだ。