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 建機レンタル大手のアクティオは2018年4月20日、建設現場における安全教育用VR(仮想現実感)システム「Safety Training System VR of AKTIO」を発表した。高所作業などを疑似体験して、どこに危険が潜んでいるかを学ぶためのシステム。台湾StarVR社が開発したVRヘッドマウントディスプレー(HMD)「StarVR」を利用し、5K映像を用いることで没入感の向上とVR酔いの軽減を実現するという。同年7月2日からレンタル形式でサービスを提供開始する。価格は3日間で30万円(税別)。

「Safety Training System VR of AKTIO」を体験している様子
「Safety Training System VR of AKTIO」を体験している様子

 StarVRは、左右の目にそれぞれ大きさ5.1インチで2560×1440画素の有機ELディスプレーを備えており、両目で5K映像の表示に対応する。水平視野角が210度と、一般的なVR用HMDより広いことが特徴だ。例えば、広く使われている台湾HTC社の「Vive」は、1080×1200画素のディスプレーが2枚で、視野角は110度である。高解像度の映像を使用することで没入感が向上し、体験中に発生するVR酔いを軽減できるという。システム一式をレンタル提供するので、作業者はトレーニングセンターなどの施設に出向かずともVRによる安全教育を受講できる。

VR安全教育のレンタル機器一式。HMDと専用PC、トラッキング用のカメラ2台、ハンドコントローラーなどから成る。(出所:アクティオ)
VR安全教育のレンタル機器一式。HMDと専用PC、トラッキング用のカメラ2台、ハンドコントローラーなどから成る。(出所:アクティオ)

 現時点で体験コンテンツの内容は2種類あり、どちらも高所作業車での事故を疑似体験するというもの。それぞれ体験時間は1分程度だ。1つは体験者の乗った高所作業車が横へ倒れて体験者が転倒する状況を想定したもの。もう1つは高所作業車から体験者が落下する状況を想定する。

「Safety Training System VR of AKTIO」のメイン画面(出所:アクティオ)
「Safety Training System VR of AKTIO」のメイン画面(出所:アクティオ)