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 ヴイエムウェアは2018年4月18日、仮想化ソフトウエアスイート「VMware vSphere」とHCI(Hyper Converged Infrastructure)「VMware vSAN」の最新版を発表した。バージョンはいずれも6.7。2018年5月4日までに提供を開始する(リリース)。

VMware Vice President Products、Storage & AvailabilityのLee Caswell氏
VMware Vice President Products、Storage & AvailabilityのLee Caswell氏
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 VMware vSphere 6.7では管理機能「VMware vCenter」のハイブリッドリンクモードで、パブリッククラウドのベアメタル環境で稼働する「VMware on AWS」「VMware on IBM Cloud」とユーザー企業のオンプレミス環境で稼働するvSphereをシングルペインで管理できるようになった。同時に、複数環境のIDインベントリを同期させてシングルサインオン(SSO)を実現する「PSC」(Platform Services Controller)をVMware vCenterの仮想アプライアンス「vCenter Server Appliance」に組み込み「最大15の環境を束ねて管理できるようにした」(ヴイエムウェア チーフストラテジストの高橋洋介氏)。これによって、パブリッククラウド側の「VMware on AWS」とユーザー企業のオンプレミス環境のvSphereとの間で、稼働中の仮想マシンを停止させることなくL3ネットワークをまたいで移動させる「ライブマイグレーション」が可能になった。

 このほか、ハイパーバイザー(仮想化制御プログラム)「ESXi」の再起動に要する時間を従来バージョンと比較して「ほぼ半減させた」(高橋氏)。TPM 2.0セキュリティーチップを使ったvCenterとESXiホストとの間のリモート認証、仮想TPM 2.0を用いたゲストOSの保護機能を追加し、HTML5クライアントから操作できる機能の割合を95%にまで増やした。

 ハードウエア面では、高速の不揮発メモリー「Persistent Memory」をDIMMスロットに装着して、仮想NVDIMMまたはデータストアとして利用できるようにした。Persistent Memoryは米インテル(Intel)の「Optane」に代表される次世代メモリーであり、PCIe経由の高速SSDとしてはこれまでも利用できた。DIMMタイプのOptaneは2018年後半に登場すると見られている。

 米エヌビディア(NVIDIA)のGPUを複数の仮想マシンが「仮想GPU」として共用する「NVIDIA GRID vGPU」についても、仮想GPUを利用中の仮想マシンを一時停止(サスペンド)およびレジュームさせるための機能を新たに搭載した。