SUBARU(スバル)は、小型SUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)「クロストレック(Crosstrek、日本名:XV)」をベースにして開発したプラグインハイブリッド車(PHEV)を2018年内に米国で発売する。同社社長の吉永泰之氏が、2018年5月11日に都内で開いた2017年度(2017年4月~2018年3月)連結決算の会見で明らかにした(図1)。
今回のPHEVは、同社の主力市場である米国のZEV(Zero Emission Vehicle)規制に対応するための車両の一つになる。例えばカリフォルニア州の同規制は2018年から強化されており、規制対象のメーカーが増えた。スバルも2018年から、規制対象に含まれる。「米国の規制に対応する車両であるため、今のところ日本を含む他の地域に投入する計画はない」(吉永氏)という。
PHEVに搭載するハイブリッドシステムは、資本関係にあるトヨタ自動車のシステムを改良した。組み合わせるエンジンは、水平対向エンジンである(図2)。