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 「発足から5カ月で会員企業は140社以上に増えた」。工場におけるIoT(インターネット・オブ・シングズ)化の促進を目指すEdgecross(エッジクロス)コンソーシアムの金井正一代表理事はこう手応えを話す。

 2018年5月8日には工場内のエッジコンピュータに導入して使うソフトウエアの提供を開始した。「工場内のFA(ファクトリーオートメーション)機器のほとんどをメーカーによらず接続できるようになる」と金井代表理事は説明する。中核ソフトの投入で、Edgecrossのライバルであるファナック陣営を急追する考えだ。

2022年までに会員1000社を狙う

 EdgecrossはFA機器とITシステムの連携を強化する団体として、2017年11月に発足した。エッジコンピュータに機器やネットワークの違いを吸収させる構成を採り、ITシステムとの連携を容易にしている。FA機器大手の三菱電機が2017年3月に提案した「FA-ITオープンプラットフォーム」構想を基に誕生した。従来はFA機器のメーカーやネットワークごとにデータを集める仕組みを構築する必要があった。

WebサイトでEdgecrossの基本ソフトやメーカー製アプリの販売を始めた
WebサイトでEdgecrossの基本ソフトやメーカー製アプリの販売を始めた
出所:Edgecrossコンソーシアム
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 設立時には三菱電機に加えて、FA機器メーカーとして競合するオムロンや工場用PCを手掛けるアドバンテック、さらにNEC、日本IBM、日本オラクルといったIT大手が幹事会社として名を連ねた。2018年2月には日立製作所も幹事会社に加わった。

 設立時の51社から会員企業が大幅に増える中、中国・華為技術(ファーウェイ)などユーザー企業の加入も目立つという。Edgecrossの徳永雅樹事務局長は「2018年度内に会員企業200社を達成する。海外にも展開し、2022年ごろに1000社程度まで増やしたい」と意欲を見せる。