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 衝突安全に関わる離脱荷重のバラつきを約25%低減しながら、約10%のコストダウンと約15%の軽量化を実現した――。日本精工は、車両の正面衝突時の衝撃吸収構造を見直すことで、性能・コスト・質量の全てで改善を図った新しいステアリングコラムを開発した(図1)。同社によれば、2021年までに発売される6車種での採用が決まっており、同年には約80億円の売り上げが期待できるという。

日本精工が開発した新しいステアリングコラム
日本精工が開発した新しいステアリングコラム
衝突安全に関わる離脱荷重のバラつきを約25%低減しながら、約10%のコストダウンと約15%の軽量化を実現した。
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 ステアリングコラムとは、ステアリングホイールの軸、およびその軸を支持する構造から成る部品だ。今回の開発品は操舵力を補助するモーターやギアボックスを付加していないマニュアル式のもので、車軸に近い側に電動パワーステアリング(EPS)用のモーターやギアボックスを搭載するEPSと組み合わせて使用できる。また、今回見直した衝撃吸収構造は、実はコラム式EPS(ステアリングコラムにEPS用のモーターやギアボックスを搭載したEPS)にも適用可能なもので、同社は今後はコラム式EPSにも展開していくとしている。