国土交通省と自動車事故対策機構(NASVA)は2018年5月31日、2017年度の「自動車アセスメント(JNCAP)」の結果を発表した。予防安全性能評価と衝突安全性能評価の両方で、マツダのSUV(スポーツ・ユーティリティー・ビークル)「CX-8」が最高得点を獲得した(図1)。
JNCAPの予防安全性能試験では、「自動ブレーキ(対車両・歩行者、いずれも昼間)」と「車線逸脱抑制」、「後方視界情報」の3項目で評価する。同試験でCX-8は、満点の79.0点を獲得した。
単眼カメラとミリ波レーダーを使う同社の先進運転支援システム(ADAS)「i-ACTIVSENSE」が寄与した。単眼カメラのサプライヤーはカナダのマグナ・インターナショナル(Magna International)である。カメラの画像処理チップには、イスラエル・モービルアイ(Mobileye)の「EyeQ3」を使う。
予防安全性能評価ではCX-8以外に、日産自動車の小型車「ノート」の他、ホンダの軽自動車「N-BOX」やセダン「シビック」などが上位に入った(図2)。
表1 予防安全性能評価の上位10車種
順位 | メーカー名 | 車種名 | 得点(満点:79.0点) |
---|---|---|---|
1 | マツダ | CX-8 | 79 |
2 | 日産 | ノート | 79 |
3 | マツダ | CX-5 | 78.5 |
4 | ホンダ | シビック | 78.4 |
5 | ホンダ | N-BOX | 76.6 |
6 | スバル | レヴォーグ | 76.5 |
7 | トヨタ | ハリアー | 75.9 |
8 | トヨタ | C-HR | 74.4 |
9 | ホンダ | フィット | 65.5 |
10 | ホンダ | ステップワゴン | 64.6 |