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 VWは次世代ディーゼルで、2020年から厳しくなる欧州の排ガス規制「Euro 6d」に備える。排ガス後処理装置として、DOC(酸化触媒)に加えて、尿素SCR(選択型触媒還元)を塗布したDPF(ディーゼル粒子ろ過器)を一体化した「CCEC(close-coupled emissions control)」を搭載した。

大きくなった排ガス後処理装置「CCEC」
大きくなった排ガス後処理装置「CCEC」

 CCECにコストをかけて、体積を現行機比2割増の5.2Lに大きくした。排ガスの浄化性能を高められる。2018年の量産機は現行規制「Euro 6d-Temp」に対応し、2019年からEuro 6d対応機を生産する計画である。

 加えて12V対応のBSG(ベルト駆動スターター兼オルタネーター)を搭載した簡易ハイブリッドとし、燃費性能を高めた。CO2排出量を現行機比で最大10%減らす。

機種数を大幅削減

 BSGの最高出力は5kW。他社の12V対応BSGは2kW程度で、それより大きい。減速時に大きなエネルギーを回生してリチウムイオン電池に充電し、始動時に使うことで燃費性能を高められる。

 高出力化で再始動トルクを大きくし、減速時に車速20kmと高い段階でエンジンを停止できることもCO2排出量削減に寄与した。さらに高速巡航時で必要なトルクが小さいとき、エンジンを停止してBSGで走らせることができる。