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 ジェイテクトが、リチウムイオンキャパシターを量産する工場の建設に着手した。年産約50万セルの量産能力を備える新棟を、同社の花園工場(愛知県岡崎市)内に構築する。日経 xTECH/日経Automotiveの取材で具体的な計画が分かった。

図 ジェイテクトが開発したリチウムイオンキャパシター。容量は500F
図 ジェイテクトが開発したリチウムイオンキャパシター。容量は500F
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 ステアリング大手の同社は、新規事業として100℃を超える高温環境下で使えるリチウムイオンキャパシターを開発した()。ジェイテクト社長の安形哲夫氏は取材に対し、「ものすごい数の引き合いが来ており、大化けする可能性がある」と明かしていた(関連記事:100℃対応リチウムイオンキャパシター、ジェイテクトが19年に量産へ)。

 まずは電動パワーステアリング(EPS)の出力を高める補助電源として実用化する予定だ。自動運転車の各種電源を冗長化する補助電源として使う検討も進んでいる。さらに、鉄道や建設機械などからの引き合いも強いという。

まずは東刈谷工場で小規模に

 花園工場での本格量産に先立って、同社の東刈谷工場(愛知県刈谷市)で2019年4月から小規模に生産を始める。生産量は月産2000セル。東刈谷工場での生産を通して、「本格量産に向けた課題出しを進める」(同社の関係者)。

 その後、2019年10月から花園工場の新棟での量産を始める。生産能力は月産4万セルを予定し、本格的な出荷を開始する予定だ。さらに、2020年には月産8万セルまで規模を拡大させる計画を持つ。