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 ジェイテクトが開発したリチウムイオンキャパシターの最大の特徴は、動作温度範囲が-40~+85℃と広いことだ。作動電圧は2.2~3.8Vで、上限を3.6Vに抑えて使えば+105℃まで耐えられる。競合品は+70℃で電解液が熱分解して使えなくなる。高耐熱品も存在するが、低温特性が悪い。

 自動車業界がジェイテクトの開発品に熱い視線を送る理由は、補助電源の確保が急務になっているからだ。自動運転の水準が上がると、電気系部品の冗長化が欠かせない。ただ、センサーやアクチュエーター、ECU(電子制御ユニット)などの電源を冗長にする際に、大きくて重い鉛蓄電池を追加するのは難しい。長寿命で高出力、小型の蓄電デバイスが必要だ。

 動作可能範囲が広く搭載性に優れるジェイテクトのリチウムイオンキャパシター。早ければ2021年には開発品を搭載する車両が登場する。