サーバーにFPGAなどのアクセラレーターをスムーズに接続するための規格「Cache Coherent Interconnect for Accelerators:CCIX」(「see 6」(シーシックス)と読む)。その第1弾である「CCIX Base Specification 1.0」がリリースされ、同規格のコンソーシアム(米CCIX Consortium, Inc.)のメンバーへの配布が始まった(ニュースリリース:PDF)。
クラウドやデータセンターといった高い演算能力が求められる分野では、MPUで実現するCPUに、FPGAやGPUなどのアクセラレーターを加えるケースが増えている。CCIXはPCI Express 4.0の仕様を拡張したもので、レーン当たりのスループットは最大25G転送/秒。さらに、キャッシュコヒーレンシーを担保する機能がある。すなわち、CPUとアクセラレーターがCCIXインターフェースを備えていれば、ソフトウエアドライバーの変更なしで、CPUのキャッシュメモリーとアクセラレーターのキャッシュメモリー間のコヒーレンシーや、仮想共有メモリーのコヒーレンシーが担保できるという。
