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 ヴイエムウェアは2018年6月11日、「VMwareの研究開発(R&D)」と題して米VMwareの研究開発に関する最新動向の記者説明会を開催した。説明会には、VMwareのGlobal Field & Industry担当Vice President兼CTO(最高技術責任者)であるChris Wolf氏が登壇した。

VMwareのGlobal Field & Industry担当Vice President兼CTOであるChris Wolf氏
VMwareのGlobal Field & Industry担当Vice President兼CTOであるChris Wolf氏
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 Wolf氏によると、VMwareはR&Dのテーマとして現在、機械学習、IoT(Internet of Things)、拡張現実、エッジコンピューティング、適応型セキュリティー、サーバーレスサービスなどに関心を持っているという。イノベーションのアイデアは、2001年から毎年開催されている社内イベント「RADIO」(R&D INNOVATION OFFSITE)を通じて、グループ内で共有する。「RADIOは社内すべてのエンジニアが参加できるイベントであり、そこで議論されたテーマが今後のVMwareで大きな役割を果たしていく」(Wolf氏)。今年のRADIOも5月末に米サンフランシスコで開催されたばかりだという。

 これら数多いテーマの中で、Wolf氏のチームはこの2年ほどエッジコンピューティングの戦略策定に携わっている。「エッジとはデジタル環境と物理環境が出会う場所だ。そこでデータが生み出され、同時に消費されていく」(Wolf氏)。具体的なユースケースには「列車のブレーキパッドの温度変化をセンサーで検知して、障害が発生する前に適切なタイミングで交換する」「スーパーマーケットの店舗カメラの映像から商品の売れ方を分析し、商品陳列の決め方を支援する」などがある。

 エッジコンピューティングの技術的課題には、例えば、IoTインフラのマネジメントがある。「製造業では様々な現場から、マルチベンダーのIoTゲートウエイを超えて横断的にデータを収集したいケースがある。だが、そうした環境で適切なセキュリティー対策やマネジメントを実行することは非常に難しい」(Wolf氏)。