新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、オールジャパンでEV用全固体リチウムイオン電池を開発するプロジェクト「先進・革新蓄電池材料評価技術開発(第2期)」を開始した。現状では日本が世界をリードしていると見られる同電池において、産学官の力を結集して電気自動車(EV)用途での早期実用化を目指す。

今回のプロジェクトに参画する団体・企業の代表者たち
今回のプロジェクトに参画する団体・企業の代表者たち
最前列左から、本田技術研究所常務執行役員の相田圭一氏、トヨタ自動車電池材料技術・研究部担当部長の射場英紀氏、NEDO次世代電池・水素部統括研究員兼蓄電技術開発室長/プロジェクトマネージャーの細井敬氏、同理事の佐藤嘉晃氏、LIBTEC理事長の吉野彰氏、同常務理事/プロジェクトリーダーの石黒恭生氏、日産自動車総合研究所研究企画部部長の森春仁氏、パナソニックテクノロジーイノベーション本部資源・エネルギー研究所所長の藤井映志氏。
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 自動車メーカーからは同電池の開発で先行するトヨタ自動車をはじめ、日産自動車や本田技術研究所が参画。電池メーカーからは、トヨタとの協業を決めているパナソニックに加え、GSユアサ、日立オートモティブシステムズ、マクセル、村田製作所が加わる。正極材や負極材、電解質などの電池部材メーカーも多くの企業が同プロジェクトに参加しており、合計23社が技術研究組合リチウムイオン電池材料評価研究センター(LIBTEC)に技術者を派遣する。

 企業からLIBTECに派遣される技術者は合計で約60人。それらの技術者が一つの拠点に集結し、同電池の開発に取り組む。さらに、15の大学・公的研究機関が共同提案者(サテライト)としてこれらの企業と連携・協調する。