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 国土交通省と自動車事故対策機構(NASVA)は2018年6月中旬に、2018年度の新たな予防安全性能評価試験として、夜間の歩行者を対象にした自動ブレーキ試験を開始した。今期に試験する10車種の国産車を選定した。実環境を模擬した二つの試験シナリオを用いて、各車の自動ブレーキの性能を評価する。

 NASVAが選定した10車種に加えて、自動車メーカーから今後申し入れがあれば、その車種の試験も行う。2018年度に試験する車両は、約20車種になる見通しである。

 夜間の歩行者を対象にした自動ブレーキ試験は、国交省とNASVAが共同で運営する「自動車アセスメント(JNCAP)」の予防安全性能評価の項目として2018年度に追加された。昼間の歩行者を対象にした試験よりも歩行者の発見が難しい。そのため、自動車メーカー各社の自動ブレーキシステムで使うカメラの検知性能や、自動ブレーキを作動させるESC(横滑り防止装置)の応答性能が問われる。

 2016年度から行っている昼間の歩行者を対象にした自動ブレーキ試験では、直線道路をクルマが進み、クルマの進行方向の左側(助手席側)から、歩行者を模擬したダミー人形が横断するシナリオで試験する(図1)。

昼間の歩行者を対象にした自動ブレーキ試験のようす
図1 昼間の歩行者を対象にした自動ブレーキ試験のようす
(出所:NASVA)
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