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 キーサイト・テクノロジーは、ダイナミックな電流波形を精細に表示できる計測器「デバイス電流波形アナライザ CX3300シリーズ(以下、CX3300)」の測定レンジを最大100Aに広げた。CX3300は、一般的な計測器では雑音に埋もれて見ることができないような精細な波形を表示できることが特徴で、2年前に市場投入した(関連記事)。

50mΩのシャント抵抗を使い、今回の新製品のプローブ(電流センサー)「CX1105A」で測定した様子。日経 xTECHが撮影。
50mΩのシャント抵抗を使い、今回の新製品のプローブ(電流センサー)「CX1105A」で測定した様子。日経 xTECHが撮影。
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CX3300開発の背景。既存の一般的な計測器では右のように、ノイズに埋もれて電流波形が観測できない。左のような現実の波形を表示できることを目指した。キーサイトのスライド
CX3300開発の背景。既存の一般的な計測器では右のように、ノイズに埋もれて電流波形が観測できない。左のような現実の波形を表示できることを目指した。キーサイトのスライド
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 発売時の測定レンジは100p~1Aで基本的に微細な電流測定向けだったが、「大電流も高精度で測定したい」というユーザーの声に応えて、今回、測定レンジを100p~100Aに広げた。測定レンジの拡大は新たに開発したプローブ(電流センサー)によって実現した(詳しくは後述)。測定レンジを広げたことで、CX3300の用途が広がるとキーサイトは期待する。これまではMRAMやReRAM、PCRAMといった次世代メモリーのウエハー上での測定やIoT向けの低消費電力デバイスの開発現場が多かったが、今後は大電流が流れるモバイル機器向けSoCや車載ECU向けデバイス、医療機器向けデバイスなどでも大きな需要が見込めるとする。

新製品のプローブを含めたCX3300の概要。キーサイトのスライド
新製品のプローブを含めたCX3300の概要。キーサイトのスライド
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