PR
日立製作所執行役常務CTO(最高技術責任者) 兼 研究開発グループ長の鈴木教洋氏
日立製作所執行役常務CTO(最高技術責任者) 兼 研究開発グループ長の鈴木教洋氏

 日立製作所は、2018年度(2018年4月~2019年3月)の研究開発戦略において同社のIoT(Internet of Things)基盤「Lumada(ルマーダ)」への傾注を鮮明に打ち出した。「顧客との協創で研究開発グループ発のユースケースを増やし、Lumada事業の売り上げに貢献していく」(同社執行役常務CTO(最高技術責任者) 兼 研究開発グループ長の鈴木教洋氏)。社内外で生まれた研究開発成果をLumadaに集約し、社内外に提供することで、デジタル事業の成長を加速させる。

研究所がLumada事業に深く関与

 Lumadaは、価値創出や生産性向上などを目的としたデジタルサービスを提供するためのクラウドベースのIoT基盤であり、さまざまなユースケースを土台にしている。もともと研究開発グループが主体となってLumadaを構築した経緯もあり、事業部門だけではなく研究開発グループもユースケースの蓄積に貢献している。顧客にとどまらず自社の現場とも協創し、ユースケースを積み上げてきた。研究開発グループ発のユースケースの累計値は、2016年度末時点で9件(日立製作所グループ全体では200件)だけだったが、2017年度末時点では98件(同500件超)と大幅に増加した。2018年度末までに150件に引き上げる計画である。

研究開発グループのLumada事業への貢献
研究開発グループのLumada事業への貢献
[画像のクリックで拡大表示]

 研究開発グループがこのような数値目標を掲げてまでLumada事業に深く関与するのは、利益貢献という意味での研究開発効率を重視しているからだ。顧客との協創、言い換えれば顧客の課題という現実のニーズと向き合い、課題解決に必要な技術を開発することで、その顧客へのデジタルサービス/製品の納入や他の顧客への展開につながる可能性を高めている。