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 「電動航空機を推進する者にとって、この学会の開催は非常に大きな一歩だ」。電動航空機に詳しいある航空宇宙分野の研究者は、こう感慨深げに語る。学会とは、2018年7月12~13日に米国オハイオ州シンシナティで開催された電動航空機に関する国際学会「Electric Aircraft Technology Symposium(EATS)」を指す。

 この学会は、AIAA(American Institute of Aeronautics and Astronautics、アメリカ航空宇宙学会)とIEEE(米電気電子学会)の共催である。直前の7月9~11日まで開催された、航空機の推進系に関するAIAAの国際会議「2018 AIAA Propulsion and Energy Forum」と同じ会場で開催された。以前から、同国際会議に加えて、AIAAが主催する「AIAA SciTech Forum」や「AIAA AVIATION Forum」といった主要な航空宇宙分野の学会では、電動化技術に関するセッションが設けられていた。

 電動航空機は、航空宇宙分野とエレクトロニクス分野が融合する新領域である。それだけに、これまであまり交流がなかった両分野の研究者や技術者が集まり、活発に議論したい―—。冒頭のコメントは、電動航空機に関する研究開発を行う人々のこうした気持ちを代弁したものである。

会場の「Duke Energy Convention Center」
会場の「Duke Energy Convention Center」
(写真:日経 xTECH)
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