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 「今後20年間で、航空機による旅客輸送量は年平均成長率4.4%で増えていく」———。2018年7月12〜13日に米国オハイオ州シンシナティで開催された電動航空機に関する国際学会「Electric Aircraft Technology Symposium(EATS)」の基調講演において、フランスAirbus(エアバス)の米国法人Airbus Americas でPropulsion Roadmap Ownerを務めるRüdiger Thomas氏は、こう予測を立てた。この成長率では、およそ16年で約2倍の輸送量になる。

基調講演に登壇するAirbus AmericasのThomas氏(写真:日経 xTECH)
基調講演に登壇するAirbus AmericasのThomas氏(写真:日経 xTECH)
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 ただし、輸送量が増えるともに課題になるのが、航空機から排出されるCO2の増大である。そこで、CO2排出量を削減する切り札として、推進系の電動化にAirbusは注力している。同社は航空機の電動化に関する研究開発に、数億ユーロを投じる構えである(関連記事)。

 今回の基調講演では、これまでの電動航空機の研究開発プロジェクトを振り返りつつ、現在注力中の4つのプロジェクトについて紹介した。このうち3つが電動の垂直離着陸(VTOL)機に関するものである。「Vahana」と「CityAirbus」、「Pop.Up」だ。