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 「IT人材は不足しており、特に高い専門性を持つ人材の需要は増す一方だ。多くのベテランが定年で会社を去ると事業の成長は難しい」。SCSKの和南城(わなじょう)由修人事企画部副部長はシニア正社員制度を導入した背景をこう説明する。

 シニア正社員制度は60歳以上のシニア社員が65歳まで正社員として働ける仕組みだ。1年ごとに契約を更新する従来の再雇用制度は撤廃する。シニア社員の年収は従来の約1.7倍に増える見込みだ。

SCSKにおけるシニア活用施策の概要
SCSKにおけるシニア活用施策の概要
SCSKの資料を基に日経 xTECH作成
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過去3年間の業績を評価

 シニア正社員は月給に加えて、賞与に当たる「グレード別加算」が受けられる。過去3年分の貢献を基に4段階のグレードを定め、それに応じた加算金を年4回に分けて支給する。「グレードが1つ上がると、年収は100万から150万円程度アップする」(和南城副部長)。

 過去3年間の業績が評価対象となるので、60歳以降の働きぶりも反映される。1年ごとの業績が評価される正社員に比べ、より安定的に長期的な視点で評価する仕組みだ。

 加算金に加えて「専門性認定手当」を用意している。独自に設けた7段階のレベルに基づいて手当を支給する。例えばレベル5なら20万円、同6なら30万円、同7なら40万円の手当を年1回支給する。