PR

 米Dell Technologiesの日本法人であるデルは2018年8月31日、「Dell EMCのネットワーク戦略およびソリューションの最新動向」と題する記者説明会を開催、デル ネットワーク事業部事業部長の西澤均氏や同事業部シニアシステムズエンジニアの佐々木亮氏がDell Technologiesのエンタープライズ部門であるDell EMCが推進するオープンネットワーキング戦略を解説した。

 Dell EMCはデータセンター向けスイッチの主力製品として、市販のASIC、CPUを搭載したL2/L3スイッチ「Sシリーズ」を提供する。従来のネットワーク機器の多くはベンダーが独自開発した専用ハードウエアを使用しており、スイッチ用OSや管理ソフトはそのベンダーの製品を使用しなければならなかった。だが、汎用ハードウエアを採用したSシリーズではDell EMC製ソフトだけでなく、サードパーティ製品を稼働させることができる。「Dellはパソコンやサーバーの分野で、ソフトと分離した業界標準のハードウエアを安価に提供するオープン戦略で成功を収めてきた。ネットワークでもそれと同じことをやろうというのが私たちの戦略だ」(佐々木氏)。

デル ネットワーク事業部シニアシステムズエンジニアの佐々木亮氏
デル ネットワーク事業部シニアシステムズエンジニアの佐々木亮氏

 Dell EMCのスイッチ用OSには、プロプライエタリ製品として10年以上の稼働実績がある「OS9」とホワイトボックススイッチ用OS「OpenSwitch」をベースとする「OS10」がある。OpenSwitchは非営利コンソーシアム「Linux Foundation」が開発するオープンソースソフトウエアであり、Dell EMCはLinux FoundatioのOpenSwitchプロジェクトに主要メンバーとして参加する。このほか、米Cumulus Networksの「Cumulus Linux」、米Big Switch Networks の「Big Switch Networks Switch Light OS」などのサードパーティ製OSも使用できるという。

 Dell EMCのOS10には、OpenSwitchに有償サポートを付けた「OS10 Open Edition」、OS10 Open Editionにデータセンター向けソフトウエアをセットにした「OS10 Enterprise Edition」がある。Open EditionはDHCP、DNSなど必要最小限の機能しか搭載しておらず、一般的なL2/L3スイッチとして使用するにはEnterprise Editionを購入する必要がある(関連記事「ホワイトボックスSWのルーティング機能をOSから分離、Dell」)。