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グラフの傾きに着目

図2 米国と日本の大学から産業(企業など)への新規ライセンス件数推移
図2 米国と日本の大学から産業(企業など)への新規ライセンス件数推移
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 続いて、米国と日本の「大学から産業(企業など)への新規ライセンス件数推移」の図2を示した。米国の成長の伸び率(青色)と、日本のそれ(黄色)の傾きが相似している点に着目し、「約20年遅れで日本は米国を追っていると見ることもできる」と持論を展開。ここから冒頭に紹介した「産学連携先進国である米国を日本が約20年遅れで追っている」との発言につなげて、自身の考えをデータで裏付けてみせた。

技術移転先の企業別シェアの比率を見ると、ベンチャーへの技術移転を示す「新たに設立した企業」の数が国内では圧倒的に少ない
技術移転先の企業別シェアの比率を見ると、ベンチャーへの技術移転を示す「新たに設立した企業」の数が国内では圧倒的に少ない
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 国内の技術移転の課題も指摘した。米国と日本の特許などのライセンス先(技術移転先)の実態を調べると、日本では大企業と中小企業への技術移転がほとんどを占めている(図3)。一方の米国では「新たに設立した企業(新規のベンチャー企業)」に技術移転をする比率が一定以上ある。