PR

 「IoT(インターネット・オブ・シングズ)や5G(第5世代移動通信システム)で業務の効率化、収益モデルの変革、新ビジネスの創造を進める」――。KDDIの高橋誠社長は2018年9月5日、新事業拠点「KDDI DIGITAL GATE」の開設会見で熱弁を振るった。

5G・IoT向け新拠点「KDDI DIGITAL GATE」を披露するKDDIの高橋誠社長(右)
5G・IoT向け新拠点「KDDI DIGITAL GATE」を披露するKDDIの高橋誠社長(右)
[画像のクリックで拡大表示]

 「KDDI DIGITAL GATE」は5GやIoTを活用して法人顧客向けにサービスやソリューションを開発するための拠点だ。場所は東京・虎ノ門。新拠点の開設に合わせて同社は、スタートアップ企業の支援プログラム「KDDI ∞ Labo」を渋谷から同拠点に移転させたほか、高橋社長が自ら開設発表の記者会見に登壇し、意気込みの強さを見せつけた。

 IoTが広がりに加え5G実用化を2020年に控えて、ライバルのNTTドコモやソフトバンクも法人向け事業の取り込み強化に向けた拠点づくりを積極的に進めている。NTTドコモは「ドコモ5Gオープンラボ」を東京と大阪に開設し、2018年12月をめどに沖縄へ展開予定。ソフトバンクも「5G×IoT Studio お台場ラボ」を東京・台場に開設している。

デザイン思考とアジャイルを全面採用

 競合2社に対して高橋社長は2つの特徴を前面に押し出して差異化を図る考えだ。1つは開発手法。デザイン思考とアジャイル開発を全面的に採り入れることで「既存の同種の開発案件と比較して、開発期間を半減できる」(高橋社長)とする。

 具体的には法人顧客を同拠点へ招き、5GやIoTの活用例を見せたうえでニーズを聞き取る。結果を基に5GやIoTで実現できるユーザー体験や機能を具体的に提案。操作画面などを試作し、顧客に見せながら改修を繰り返して完成させる。情報システムの世界で広がりつつある開発手法を、通信と連携するシステムでも採り入れる。