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 米Keysight Technologies(キーサイト・テクノロジー)社は、同社のリアルタイムオシロスコープのハイエンド製品「Infiniium UXRシリーズ」のラインアップを拡充した(リリース)。Infiniium UXRの第1弾製品は、2018年7月に東京で発表された6機種(関連記事)。最上位機種のUXR1104Aは4チャネル機でリアルタイム帯域幅は110GHzと広く、サンプリング速度は256Gサンプル/秒と速い。

「Infiniium UXRシリーズ」の概要。キーサイト・テクノロジーのスライド
「Infiniium UXRシリーズ」の概要。キーサイト・テクノロジーのスライド
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 Infiniium UXRでは高い性能を実現するために、多数の新規開発を行った。例えば、フロントエンドモジュール向けに7つのアナログIC(いくつかは独自のInPプロセスで製造)を新規に開発し、それらを同社独自の第3世代Faraday Cage構造を使ってMCM(Multi-Chip Module)に収めた。「このフロントエンドモジュールは、他社では決して作れない」と同社のJay Alexander氏(Senior Vice President and Chief Technology Officer)は東京で行った新製品発表会で述べた。フロントエンドモジュールの後段になる処理ボードにも、独自開発したICが搭載されている。256Gサンプル/秒と高速な10ビットA-D変換器や、A-D変換後のデジタルデータを処理するプロセッサーである。

 今回、こうした新規開発部品を使って高い測定精度を維持しながら、帯域や価格を抑えた下位機種をそろえた。最下位機のUXR0314Aは、リアルタイム帯域幅は13GHz、サンプリング速度は128Gサンプル/秒である。「最上位機が約2億円なのに対して、最下位機は約2500万円」(日本法人のキーサイト・テクノロジー)。最上位機の1/10程度とは言え、最下位機も決して安価ではない。アップ・グレード・パスを用意することで、投資が無駄にならないようにしたとする。「例えば、現在PCI Express Gen 3対応の機器を開発している部署は、次はGen 4、その次はGen 5対応が必要になるだろう。まず下位機種を取得し、PCI Expressの高速化に合わせて上位機種にアップグレードできる」(キーサイト・テクノロジー)。

製品スペクトラムを広げ、アップグレードパスを用意。キーサイト・テクノロジーのスライド
製品スペクトラムを広げ、アップグレードパスを用意。キーサイト・テクノロジーのスライド
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