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 日本IBMは2018年10月中にも、複数のパブリッククラウドを管理できる新サービスを投入することが日経コンピュータの取材で分かった。同社が提供する「IBM Cloud」だけでなく、アマゾン・ウェブ・サービスの「Amazon Web Services(AWS)」や日本マイクロソフトの「Microsoft Azure」といった主要なサービスのコストや使用状況などをまとめて見られる。パブリッククラウドで出遅れた日本IBMは「マルチクラウド」に軸足を移し、先行するアマゾンや日本マイクロソフトなどを追う戦略だ。

 近く「IBM Cloud Brokerage Services」の国内市場向け提供を始める。1つのダッシュボード画面から複数のパブリッククラウドのコストを比較したり、使用状況を確認したりできる。対象はIBM CloudやAWS、Azure、グーグルの「Google Cloud Platform」などのIaaS(インフラストラクチャー・アズ・ア・サービス)だ。

 例えばパブリッククラウドへの移行を検討する場面では、移行対象のシステムの種類や仕様などを問う30~40個の質問に答えるだけで、クラウドへの向き・不向きやお薦めのサービスを選んでくれる。質問には15~20分ほどで答えられるという。

 お薦めのサービスは、価格や性能といった客観的なデータを基に決定する。各社のサービスの価格などを一覧して比べることもできる。

「IBM Cloud Brokerage Services」の画面例
「IBM Cloud Brokerage Services」の画面例
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 さらに導入済みのサービスを対象に、利用料や使用率を確認することもできる。クラウド事業者や部門別に掘り下げて分析することも可能だ。価格は従量課金制で、使う機能によって変わる。日本IBMは2019年中に100社以上への導入を目指す。