「無人運転車を用いたライドシェア(相乗り)サービスを北米で事業化するために提携した」──。ホンダ副社長の倉石誠司氏は、2018年10月30日に開いた2018年度上期(2018年4~9月期)の連結決算会見で、自動運転の分野において米ゼネラル・モーターズ(GM)の子会社と提携した狙いを、このように説明した(図1)。

ホンダ副社長の倉石誠司氏
図1 ホンダ副社長の倉石誠司氏
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 ホンダは2018年10月3日、GM子会社の「GMクルーズホールディングス(GM Cruise Holdings)」と、自動運転車両の開発などで提携すると発表した。ホンダがGMクルーズに7億5000万ドル(1ドル=112円換算で約840億円)を出資するとともに、今後12年間にわたって事業資金として約20億ドル(同2240億円)を提供する。

 3000億円を超える巨額の資金を投じることについて倉石氏は、「基本的な目的は当社が掲げる事故ゼロ、二酸化炭素(CO2)排出ゼロの早期達成に向けた布石だが、北米での無人ライドシェア事業への参入、北米における電動車クレジットへの対応という狙いがある」と説明した。