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 ドイツ・コンチネンタル(Continental)は2018年11月13~15日、開発中のリモート(遠隔)駐車システムのデモを、東京・台場の商業施設で行った。SAE(米自動車技術会)などが定める「レベル4」以上注)の自動運転に対応するものである。実験車両は、ドイツのフォルクスワーゲン(Volkswagen)の「パサート」をベースに開発した。

 運転者が車外からスマートフォンを使って指示を出すことで、自動で車両を駐車できる。「2020年までのなるべく早い時期に実用化をめざす」(コンチネンタル・オートモーティブ執行役員の豊田啓治氏)とする(図1)。

注)レベル4の自動運転とは、限定されたエリアで加減速や操舵などの操作をシステムが行い、運転者は操作に関与しない状態のこと。「レベル5」の自動運転は、無人運転に相当する。
図1 遠隔駐車システムの実験車両
図1 遠隔駐車システムの実験車両
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 遠隔駐車のデモは、日本自動車研究所(JARI)が同期間に行った自動バレー駐車の実証実験の会場で見せた(関連記事)。実験車両には周囲を監視するセンサーとして、ミリ波レーダー(77GHz帯)と魚眼カメラを搭載した。いずれも先進安全運転支援システム(ADAS)用のセンサーとしてContinentalが量産している製品であり、センサーコストを抑えられるため、低価格の量産車にも搭載しやすい。

 ミリ波レーダーはフロントバンパー裏に3個、リアバンパー裏に4個を搭載した。魚眼カメラはフロントバンパーとリアバンパーのエンブレム裏に1個ずつ、左右のドアミラーに1個ずつ、合計4個を装着した(図2)。

図2 センサーの搭載位置
図2 センサーの搭載位置
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