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 メールのセキュリティーについて情報を交換したり対策を検討したりする業界団体JPAAWG(Japan Anti-Abuse Working Group、ジェイピーアーグ)が誕生した。「国内の主要インターネット接続事業者(ISP)や通信事業者など100社以上は参加する予定」。JPAAWG設立事務局のリーダーを務める、インターネットイニシアティブの櫻庭秀次ネットワーク本部アプリケションサービス部担当部長はこう話す。国内最大のメールセキュリティー組織になるという。

メンバーは無料で参加可

 JPAAWGは2018年10月末に設立を発表し、11月8日に第1回総会(General Meeting)を開催した。現在はJPAAWG設立事務局を中心に定款の作成や運営体制の構築などを進めている。2019年3月末までに参加企業や運営体制を正式に発表する予定である。

 JPAAWGには、会社あるいは組織の単位で参加する。ISPや通信事業者、クラウド事業者、ベンダー、システムインテグレーター、対策団体などの参加を想定しているという。

 メンバーのカテゴリーは、メンバーとサポートメンバーの2種類。両カテゴリーから選出したメンバーの担当者でボードを構成し、JPAAWG全体の運営を担う。ボードの人数は10人程度を予定。また、有識者をアドバイザーとして置く。

JPAAWGの構成図
JPAAWGの構成図
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 ISPや通信事業者など、メールの基盤を支える企業・組織はメンバーとして参加する。一般的に、業界団体は参加企業から会費を徴収する。だがJPAAWGでは、メンバーからは会費を取らない。「できるだけ参加のハードルを下げたい」(櫻庭担当部長)。ベンダーやインテグレーターなどはサポートメンバーとして参加する。サポートメンバーは、JPAAWGの運営を支えるための会費を支払う。金額は未定だが、少額だという。

 現在、JPAAWG設立事務局は関係者に声をかけているが、否定的な返事はほとんどなく、メンバー集めに不安はないという。国内にはメールセキュリティーに関する組織がいくつかあるが、JPAAWGが国内最大の組織になるのは間違いない。