「カッコイイ」「カワイイ」「ヤバイ」をキーワードに、優れたプロダクトやデザインの⼒で、障害者や⾼齢者などマイノリティーとマジョリティーとの間にある“意識のバリア”を乗り越え、福祉のあり⽅を変える・・・。2020年の東京パラリンピックの開催を契機に社会の変⾰を目指す「超福祉展(正式名称:「2020年、渋谷。超福祉の日常を体験しよう展」:2018年11月7日(水)~13日(火)渋谷ヒカリエ他)が今年も渋谷の街を盛り上げた。ユニークなシンポジウムが30本近くも開催され、例年に比べて2020年に向けたアクションを喚起するものが多かった。そのキーワードとなったのが「インクルーシブ・デザイン」と「共創」の2つだ。
社会課題の解決を目指して超福祉がリアルに実装されていくプロセスをたどると、この2つのキーワードが、いまや開発の現場のメーンストリームになってきていることがわかる。まずはインクルーシブ・デザインがどう活用されているのかを追った。