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 WSTS(World Semiconductor Trade Statics:世界半導体市場統計)は2018年秋季の半導体市場予測を発表した(日本語ニュースリリース)。発表によると、2019年の半導体世界市場は、米中貿易摩擦が影を落とし、前年比2.6%増の4901億米ドル(約55兆6200億円。記事執筆時点の為替レート。以下同)にとどまるという。5000億米ドル突破はお預けになりそう。

地域別の半導体市場の推移。WSTSのイメージ
地域別の半導体市場の推移。WSTSのイメージ
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 一方でほぼ先行きが見通せる2018年の半導体世界市場については、前年比15.9%増と高い成長を見込む。半年前の春季予測の12.4%増に3.5ポイントを積み増した(関連記事1)。2018年の半導体世界市場の規模は4780億米ドル(約54兆2500億円)になるという。2017年の半導体世界市場は絶好調で前年比21.6%増。初めて4000億米ドルを超えて、4122億米ドル(約46兆7800万円)を達成した(関連記事2)。2018年は2017年に引き続き2年連続して2ケタ成長を果たせそうだが、米中貿易摩擦によって、3年連続2ケタ成長や、(4000億米ドル超えから)わずか2年で5000億米ドル突破という業界の期待は実現が難しそうだ。

 18年の日本の半導体市場は、米ドルベースでは400億米ドル・円ベースでは4兆4400億円、前年比成長率は米ドルベースでは9.6%増・円ベースでは7.6%増を見込んでいる。19年の日本市場の前年比成長率は米ドルベースでは2.5%増・円ベースでは3.8%増と予測している。市場規模は、米ドルベースでは410億米ドル・円ベースでは4兆5800億円とのことである。