「実績が1件できると、こんなにも状況が変わるのか」。テクノスジャパンの米国子会社であるTecnos Global Company of America(TGCA)でCEO(最高経営責任者)を務める山下誠氏は驚きを隠さない()。

図 Tecnos Global Company of America(TGCA)でCEOを務める山下誠氏
図 Tecnos Global Company of America(TGCA)でCEOを務める山下誠氏
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 独立系のITサービスグループである同社は2018年6月、米シリコンバレーに本社を置くクラウドインテグレーターの米リリック(Lirik)を買収した。創業以来初となる海外企業のM&A(合併・買収)に踏み切ったことで、シリコンバレーを拠点とするTGCAに「正のスパイラル」が生まれつつあるという。

 テクノスジャパンは、2013年にシリコンバレーに拠点を開設した。最新技術の動向調査や米国での販売拠点といった役割を担っていたが、M&Aまでは踏み込めずにいた。このため、“シリコンバレー村”ともいわれるスタートアップの集積地の中では傍観者と位置付けられいていたようだ。