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 米ON Semiconductor(オン・セミコンダクター)(ホームページ)は、自動車のリアランプでアニメーション表示を可能にするLEDドライバーIC「NCV7685」を開発し、2019年1月16日〜18日に東京ビッグサイトで開催された「第11回[国際]カーエレクトロニクス技術展」で展示した。いわゆる「RCL(リア・コンピネーション・ランプ)」に向けたものである。単純にリアランプを構成する複数個のLEDを同時にオン/オフするだけでなく、点灯させるLEDやそのタイミングを制御することでアニメーションを表示する。

 例えば、自動車のエンジンを始動したときは右から左へ点灯したLEDが流れるように表示(「Welcome」の意味)したり、エンジンを停止したときには左から右へ流れるように表示(「Goodbye」の意味)したり、緊急事態が発生したときには短い間隔で点滅させたり、ブレーキの強度によって表示を変えたりすることができる。

展示したリアランプのモックアップ。さまざまなパターンのアニメーションを表示していた。このバンパーは独Audi社から提供されたもので、今回のICの開発に当たっては同社と手を組んでいるという。日経 xTECHが撮影。約12秒 の動画で、音無し