全1216文字
PR

地図データの収集量はグーグル優位

 日本には、トヨタを含む自動車メーカーや地図メーカーなどが出資する高精度地図開発のダイナミックマップ基盤(DMP)がある。DMPが主に日本の高速道路を対象にするのに対して、トヨタのAMPは「世界中の市街地を含んだ道路」(カレシー氏)を想定する。

 現在、自動運転用の高精度地図の開発を巡り、世界で激しく争っている。データ収集量で世界の先頭に立つとみられるのが、自動運転開発で先行する米グーグル(Google)親会社のアルファベット(Alphabet)である。欧州では、アウディ(Audi)やBMW、ダイムラー(Daimler)が共同で出資するヒア(HERE)が強い。

[画像のクリックで拡大表示]

 アルファベットやヒアは、地図の更新データを競争領域と考えて第三者と共有していない。トヨタはデータ収集基盤を公開してデータ量を増やすことで、地図開発で先行するヒアやグーグルの競争力を抑えたい狙いも透けて見える。

 高度な自動運転には、高精度地図が欠かせない。走行中にセンサーで検出した物体と地図上の物体を照合し、現在位置を高精度に推定するためなどに使う。