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 ホンダは、2020年に発売する次期中型車「シビック」(2021年型)から、車両の新たな設計・開発手法である「モジュール化」を適用する。同社副社長の倉石誠司氏が、2019年2月1日に開いた2018年度第3四半期累計(2018年4~12月)の連結決算会見で明かした(図1)。

図1 ホンダ副社長の倉石誠司氏
図1 ホンダ副社長の倉石誠司氏
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 モジュール化による設計・開発手法は次期シビックに続き、中型SUV(多目的スポーツ車)「CR-V」や中型車「アコード」など、世界で販売する他の次期グローバル車にも展開する計画だ。複数の車種でプラットフォームや部品を共有化するモジュール化によって、新車開発を効率化してコストを抑える。

 シビックやCR-V、アコードなどの現行のグローバル車は既に、中型車向けの新プラットフォームを使っている(図2)。ただ、これらの車両で共有するのはプラットフォームにとどまり、部品の共有化は対象にしていない。同社は次期シビック以降のグローバル車から、部品を含むモジュール化を適用し、開発コストの削減を急ぐ。

図2 新プラットフォームを使う現行「シビック」
図2 新プラットフォームを使う現行「シビック」
(出所:ホンダ)
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 ホンダ社長の八郷隆弘氏は、2017年6月に開いた技術試乗会「Honda Meeting 2017」で、「モジュール化の適用は、2019年に発売する新型車から本格化する予定」としていた(関連記事)。次期シビックの発売は2020年であり、当初の計画から1年遅れることになる。