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 次世代モビリティーには自動運転が不可欠となる。将来、自動運転車が普及したとき、歩行者やサイクリストは恐怖感を抱かずに横断歩道を渡れるのだろうか。一体どうしたら、人間は自動運転車と信頼感を持ちながら共存できるようになるのだろうか。そうした研究に積極的に取り組む企業がいくつか出てきた。英ジャガーランドローバー(Jaguar Land Rover)もその一つだ(関連記事1)。同社は2019年1月24日、自動運転車の前方の道路上に、照明を使って進行方向や発進・停止の意志を表示する試験車を発表した。

道路上に次の行動を投影する試作車
道路上に次の行動を投影する試作車
(写真:Jaguar Land Rover)
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 認知心理学者の支援を受けた同社のエンジニアチームが調査したところ、歩行者や他車のドライバーの41%は「自動運転車が公道に混ざって走行することに不安を感じる」とのことだ。第1弾の実験車では、歩行者とドライバーがアイコンタクトをとる代わりに、目のオブジェがついているクルマ「バーチャルアイ」が歩行者のほうに視線を動かすことで自動運転車が歩行者の存在を認識していることを示した。第2弾は、自動運転車の動きを予め道路上に示すことで歩行者の信頼を得ようというものだ。

大きな目のオブジェを付けた前回の試作車
大きな目のオブジェを付けた前回の試作車
(写真:Jaguar Land Rover)
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