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 国内携帯電話契約数第2位の市場シェアを持つKDDIは、「KDDI∞Labo(無限ラボ)」「KDDIオープンイノベーションファンド」「パートナー連合プログラム」という3つの仕組みを活用して、新規事業の創出につなげるオープンイノベーション態勢に力を入れている。

KDDI技術統括本部新技術企画担当の宇佐見正士理事
KDDI技術統括本部新技術企画担当の宇佐見正士理事
技術統括本部技術企画本部知的財産室の川名弘志室長
技術統括本部技術企画本部知的財産室の川名弘志室長

 KDDIが進めるオープンイノベーション志向の全社的な成長戦略について、全体を俯瞰(ふかん)している技術統括本部新技術企画担当の宇佐見正士理事と同本部技術企画本部の知的財産室の川名弘志室長の2人に話を聞いた。

KDDIの成長戦略として最近、通信とライフデザインの融合を目指す「ライフデザイン戦略」を掲げています。その具体的な中身は

 当社が進めている2017年3月期~2019年3月期の3カ年計画では、通信事業をコアとした「ライフデザイン戦略」を掲げています。「au経済圏の最大化」「通信事業の持続的成長」を進めると同時に、新たな成長軸として「ポストスマホ」の新規事業を追究しています。

 代表取締役社長の髙橋誠も同計画の発表時に

  • 体験価値を提供するビジネスへの変革を加速する
  • 通信サービスをセンターに、コマース・金融・エネルギー・エンターテインメント・教育などのライフデザインサービスを連携しながら拡充する
  • 通信とライフデザインの融合による新しい価値提案を積極的に進める

と宣言しています。

 この宣言を迅速に実現するにはベンチャー企業などとの共創スキームが不可欠です。例えば、次世代通信規格「5G」やあらゆるモノがネットにつながる「IoT(Internet of Things)」の分野で、独創的な技術開発や事業展開を進めているベンチャー企業と組めば迅速に事業化できます。

ベンチャー企業などとはどのように価値共創を進めるのか

 価値共創を進める態勢としては、事業共創プラットフォーム「KDDI∞Labo」(KDDI無限ラボ)があります。2011年7月から実質的に始まりました。2012年2月には、独創的なベンチャー企業に投資する「KDDIオープンイノベーションファンド」を始めました。これは国内企業のコーポレート・ベンチャー・キャピタル (CVC)の先駆けの1つです。

KDDI∞Laboが開催した「国内初!バーチャルピッチグランプリ in cluster presented by KDDI ∞ Labo」のイメージ
KDDI∞Laboが開催した「国内初!バーチャルピッチグランプリ in cluster presented by KDDI ∞ Labo」のイメージ
2019年2月13日に国内初の取り組みとして実施した(出所:KDDI)
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