全2086文字
PR

 ルネサス エレクトロニクスは2019年3月29日、同社半導体工場の一時生産停止と米IDT(Integrated Device Technology)の買収に関して説明した。工場の一時生産停止に関しては、「需要減少時にコストを削減するための措置であり、顧客への供給は止めない」(同社社長兼CEO(最高経営責任者)の呉文精氏)と述べた。

ルネサス社長兼CEOの呉文精氏。手に持っているのはIDTとルネサスのチップを組み合わせたリファレンスデザインの一例。(撮影:日経 xTECH)
ルネサス社長兼CEOの呉文精氏。手に持っているのはIDTとルネサスのチップを組み合わせたリファレンスデザインの一例。(撮影:日経 xTECH)
[画像のクリックで拡大表示]

 同社は2019年2月の決算発表で「売上高は2019年第1四半期(1~3月)が底で、第2四半期に向けて回復する見通しだが、下期(7~12月)は見通しにくい」(同社)としていた。下期が見通しにくい理由として、米中の貿易摩擦や中国の景気低迷、英国の欧州連合(EU)離脱の影響などを挙げていた。このため、同社は下期に売上高が大きく回復しなくても利益を出せるように、コストを抑える方針だった。具体的には、3月初旬から工場の一時生産停止を検討した。