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 米SIA(Semiconductor Industry Association)の発表によると(ニュースリリース)、2019年2月の半導体の世界売上高は328億6000万米ドル(約3兆6600億円)であり(3カ月の移動平均、以下同)、前年同月比で10.6%減少となった。前年同月比がマイナスになったのは、前月(2019年1月)から2カ月連続で(関連記事1)、減少幅は1.6ポイント増えた。

単月の半導体の世界売上高(3カ月移動平均値)と前年同月比の推移。SIAとWSTSのデータ
単月の半導体の世界売上高(3カ月移動平均値)と前年同月比の推移。SIAとWSTSのデータ
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 1月は2年半ぶりに前年同月比がマイナスとなったが、2月の10.6%減のように減少幅が2ケタに達したのは2009年9月以来で(関連記事2)、約10年ぶりである。こうした状況に対して、いつも強気のSIAでも弱気になっており、「主要製品のすべての売り上げが落ち込んだ」(SIA)。なお、2月の売上高は1月に比べて7.3%減少している。前月比での減少はこれで4カ月連続。