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 中国ピコテクノロジー(Pico Technology)は、法人向けのVR(Virtual Reality)用ヘッドマウントディスプレー(HMD)の新製品「Pico G2 4K」を2019年4月末に発売する。単体で動作するスタンドアローン型のHMDで、画素数3840×2160のディスプレーを搭載し4Kに対応する。中国では2019年3月に発売されており、日本での販売価格は約4万円の予定。「コンテンツ東京2019」(2019年4月3~5日、東京ビッグサイト)で初めて展示した。

「Pico G2 4K」の外観
「Pico G2 4K」の外観
(撮影:日経 xTECH)
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 Pico G2 4Kは、ディスプレーに5.5型の液晶パネルを使用し、視野角は101度で、瞳孔間距離(IPD)調整機能は搭載しない。メモリー容量は4Gバイトで、チップセットは米クアルコム(Qualcomm)の「Snapdragon 835」を搭載する。バッテリーはヘッドバンドの後頭部側に内蔵している。容量は3500mAで、連続稼働時間は約3時間だという。

 同社が日本で2018年9月に発売した従来機種「Pico G2」(4万9500円(税別)、中国では「Pico G2 Pro」)と比較するとこれらの性能は据え置きだが、ディスプレーのリフレッシュレートが90Hzから75Hzに低下し、内部ストレージ容量が64Gバイトから32Gバイトに減少したほか、外部カメラが無くなった。

「Pico G2 4K」の底面
「Pico G2 4K」の底面
底面には、電源ボタン、USB Type-C端子、Micro SDカードスロット、イヤホンジャック、音量調整ボタン、内蔵スピーカーがある。(撮影:日経 xTECH)
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「Pico G2 4K」のレンズ部分
「Pico G2 4K」のレンズ部分
フェイスパッドはシリコン製で清掃しやすく、取り外して交換することも可能。(撮影:日経 xTECH)
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