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 2019年6月7日、フランスの半導体産業調査会社であるYole Development(Yole Développement)が、毎年恒例のMEMS売り上げランキングを発表した(図1)(同社のプレスリリース)。2018年のトップ30には、11社の日本企業がランクインした。この数は2017年と同じだが、ロームが圏外に消え、ソニーが末席に滑り込んだ。

図1 2018年MEMS売り上げランキング
図1 2018年MEMS売り上げランキング
(図:Yole Developmentのデータ、同社のプレスリリースhttp://www.yole.fr/Top30_MEMS_Manufacturers.aspx#.XPtQ-BpPqosから引用)
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 トップ6は、上から米ブロードコム(Broadcom)、ドイツ・ロバート・ボッシュ(Robert Bosch)、伊仏合弁のSTマイクロエレクトロニクス(STMicroelectronics)、米テキサス・インスツルメンツ(Texas Instruments、TI)、米コルボ(Qorvo)、米ヒューレット・パッカード(Hewlett-Packard)をであり、2017年から変動はない。ほとんどの企業が2017年と比べて売上高を増やし、2017年から2018年の全体の成長率はYole Developmentによると15%だった。2016年から2017年の成長率の21%よりは減速したものの、MEMS産業が着実に成長していることがわかる。

 2017年のランキングには、BAW(Bulk Acoustic Wave)フィルターの一種であるFBAR(Film Bulk Acoustic Resonator)フィルターを製造するBroadcomが、前年比50%を超える驚異的な成長を見せて首位に躍り出たが(関連記事)、2017年の成長率は7%と大きく減速した。一方、2位のRobert Boschは10%の成長率と1億3000万米ドルの売り上げ増を見せ、Broadcomに肉薄している。両社は3位のSTMicroelectronicsに対してダブルスコアに迫る圧倒的な強さを見せている。