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 トヨタ自動車は2019年7月19日、中国・比亜迪(BYD)製のリチウムイオン電池を搭載した電気自動車(EV)を2020年代前半に発売する計画を発表した。セダンと低床SUV(多目的スポーツ車)タイプのEVを開発する(図1)。

図1 トヨタが2020年代前半に投入するEVのモックアップ
図1 トヨタが2020年代前半に投入するEVのモックアップ
2019年6月に公開した。BYDや中国・寧徳時代新能源科技(CATL)、パナソニック、東芝など、複数社の電池を搭載する見込みである。(撮影:日経Automotive)
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 トヨタが中国メーカーの電池を採用するのは、中国・寧徳時代新能源科技(CATL)に続いて2社目となる。CATLとは2019年7月17日に、電池の供給だけでなく、新技術の開発やリユース・リサイクルなど幅広い分野での検討を始めたことを明かしていた。

 CATLとの包括提携と異なり、トヨタはBYDと2020年代前半に投入するEV向けの電池の開発に絞って共同で取り組んでいく方針である。次世代電池の開発やリユース・リサイクル事業の検討などは想定していないようだ。

 BYDは1995年に電池事業で創業し、現在は自動車メーカーの「BYD Auto」や定置用の大型蓄電池なども手掛ける(図2、3)。製造した電池はこれまでBYDグループ内で使ってきたが、2018年に方針転換して電池の外販事業を本格化させていた。

図2 BYD Autoの小型EV「S2」
図2 BYD Autoの小型EV「S2」
(撮影:日経Automotive)
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図3 BYDのEV向け電池パック
図3 BYDのEV向け電池パック
(撮影:日経Automotive)
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