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 ソフトバンクが2018年末に引き起こした大規模通信障害を巡り、スウェーデンの通信機器大手、エリクソンに対する損害賠償請求を見送っていたことが日経 xTECHの取材で分かった。中国ファーウェイ(華為技術)を排除する動きが米国を中心に広がっており、次世代通信規格「5G」向け通信設備で存在感を増すエリクソンとの関係性を重視したとみられる。

 2018年12月6日に起こったソフトバンクの大規模通信障害を巡っては、約3000万回線を対象に日中の4時間半にわたって通信や通話ができない異例の事態に陥った。個人だけでなく、佐川急便で配達業務が滞るなど企業活動にも影響が出た。

 同障害はエリクソンの「MME(Mobility Management Entity)」と呼ばれる交換機が搭載したソフトウエアの不具合が原因だったことがすでに分かっている。通信障害は日本を含めて、エリクソンのMMEを採用する世界の通信会社で起こった。ソフトバンクは同様の通信障害が発生した英通信大手O2と連携しながら、損害賠償などの対応策を検討していた。