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 無線LANの業界団体であるWi-Fi Allianceは2019年9月17日(米国時間9月16日)、「Wi-Fi CERTIFIED 6」の提供を開始したと発表した。Wi-Fi CERTIFIED 6は、次世代の無線LAN規格「IEEE 802.11ax」(Wi-Fi 6)をベースにした無線LAN機器の認証プログラムである。IEEE 802.11axをサポートする異なるメーカーの無線LAN機器同士が、適切に連携できることを保証する。

 IEEE 802.11axはIEEE(アイ・トリプル・イー、米国電気電子学会)が標準化作業中で、2020年7月に完了する予定だ。とは言え既に、IEEE 802.11axの「ドラフト版」に対応するスマートフォンやノートPC、無線LANルーターが市場に出ており、製品数が増えている。そこへさらに、認証プログラムも登場した。

 規格は未完成なのに、認証プログラムを始めて大丈夫なのだろうか。

「規格はこの後大きく変わらない」と予想

 実は現行規格のIEEE 802.11acと、その1世代前のIEEE 802.11nでも、標準化の完了前にWi-Fi Allianceの認証プログラムが始まっていた。「Wi-Fi CERTIFIED n」と「Wi-Fi CERTIFIED ac」である。

 9月19日に東京で会見したWi-Fi Allianceテクノロジー兼エンジニアリング担当のマーク・ハング バイスプレジデントは、今後IEEE 802.11axの規格が変更されたらどうするのかと聞かれた。

 それに対してハング バイスプレジデントは「規格のドラフト版は完成度が高い。この時点で認証プログラムを立ち上げたのは、IEEEにおける標準化作業の最後の6~9カ月は、(規格の中身ではなく)手続きに関連した作業が大部分を占めるためだ」と説明した。無線LANの業界は、IEEE 802.11ax規格は標準化の完了まで大きな変更はないとみているという。

Wi-Fi Allianceテクノロジー兼エンジニアリング担当のマーク・ハング バイスプレジデント
Wi-Fi Allianceテクノロジー兼エンジニアリング担当のマーク・ハング バイスプレジデント
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