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テープがホットスポットを誘発?

 ウォルマートが、太陽光発電設備を検査した際、ソーラーシティが点検で発見した以上の箇所でホットスポットを発見したこともあるという。ホットスポットにより太陽光パネルの裏には亀裂が入り、電気絶縁性が低下していた。

 ウォルマートが最も驚いたのは、ソーラーシティの発見したホットスポット上にテープが張られたままになっていたことという。これは、ソーラーシティが不具合の兆候を見つけ、その箇所をマークしたにもかかわらず、対応せずテープを貼ったまま放置したことで、テープの下が影になり、その部分に局所的熱を集中させ問題を悪化させていた。ウォルマートは、有能な点検チームだったら絶対に起こさなかった「非常に基本的なミス」と指摘している(図3)。

図3●太陽電池の発生したホットスッポト上に残されたテープ
図3●太陽電池の発生したホットスッポト上に残されたテープ
(出所:ウォルマートがテスラに対してニューヨーク州の最高裁判所に提出した訴状より引用)
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 ウォルマートは提訴を通じ、テスラがすべての契約に違反し、同社がウォルマート店舗に設置したすべての太陽光設備を撤去し、火災の起きた7店舗の損害賠償などを要求している。ウォルマートの店舗に設置された太陽光発電の平均容量は415kWになるので、全店舗の設備を撤去するとなると、その合計は約100MWに上ることになる。