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「空飛ぶクルマ」と呼ばれる電動の垂直離着陸(eVTOL;electric Vertical Take-Off and Landing)機を手掛けるドイツの新興企業ボロコプター(Volocopter)が、eVTOL機「Volocopter」向け離着陸場「VoloPort」のコンセプトモデルを披露した(以下、社名をボロコプター、機体名をVolocopterと表記)。発表したのは、交通システムなどに関するイベント「26th ITS World Congress」(2019年10月21~25日、シンガポール)の会場。ドローン(無人航空機)やeVTOL機の離着陸場の開発や運営などを手掛ける英スカイポーツ(Skyports)との共同開発の成果である。

 これまでに外観デザインの画像を公開してきたが、フルスケールサイズ(実物大)の離着陸場のコンセプトモデル(以下、離着陸場)を製作して見せたのは今回が初めて。ITS World Congressの会場そばの水辺に離着陸場を設置した。ボロコプターは、eVTOL機を手掛ける新興企業の中でも、機体の実用化で先頭集団にいる(関連記事)。今回、コンセプトモデルながら離着陸場を披露した分、インフラ分野でも頭1つ抜け出したと言える。

フルスケールの離着陸場のコンセプトモデル
フルスケールの離着陸場のコンセプトモデル
「26th ITS World Congress」の会場そばの水辺に設けた。(撮影:日経 xTECH)
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説明するボロコプター CEOのFlorian Reuter氏(撮影:日経 xTECH)
説明するボロコプター CEOのFlorian Reuter氏(撮影:日経 xTECH)
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