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 街灯がない環境下における夜間歩行者を対象にした自動ブレーキ試験で、トヨタ自動車の「レクサス」3車種が好成績を収めた。国土交通省と自動車事故対策機構(NASVA)が2019年10月23日に公表した「自動車アセスメント(JNCAP)」の予防安全性能の試験結果によると、2019年度上期の試験で最高点(満点)を獲得した(図1)。

レクサス「UX」
図1 最高点を獲得したレクサス「UX」
(出所:トヨタ自動車)
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 JNCAPの予防安全性能試験では2019年度に、街灯のない環境下における夜間歩行者を対象にした自動ブレーキ試験が加わった。同年度上期の試験では、レクサスブランドの小型SUV(多目的スポーツ車)「UX」、クロスオーバーSUV「NX」、中型セダン「ES」の3車種と、SUBARU(スバル)の中型SUV「フォレスター」を対象にした注1)

注1)2019年度上期には、ダイハツ工業の軽自動車「タント」の試験も行ったが、自動ブレーキ試験は昼間の歩行者だけを対象にした。自動ブレーキが夜間歩行者に対応していないためである。

 最高点を獲得したレクサス3車種はいずれも、予防安全システム「Lexus Safety System +(第2世代版)」を搭載する。トヨタの「Toyota Safety Sense(第2世代版)」と同じシステムである。

 単眼カメラで、主に夜間歩行者を検知する。77GHz帯のミリ波レーダーの情報も使う。単眼カメラとミリ波レーダーはデンソー製である。このシステムに自動ハイビーム機能を備えるヘッドランプ「AHS(アダプティブ・ハイビーム・システム)」を連携させることで、最高点を獲得した(図2)。

図2 街灯なし夜間の試験結果(2019年度上期)
図2 街灯なし夜間の試験結果(2019年度上期)
NASVAの公表データを基に日経Automotiveが作成。
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