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「空飛ぶクルマ」と呼ばれるような、電動の垂直離着陸(eVTOL)機を手掛けるドイツの新興企業リリウム(Lilium)は、同機の量産に向けて、製造施設を新設に乗り出した。その規模を現状の約3倍に拡大する。同社は、既に100億円以上を調達し、商用の空のモビリティーサービスに向けた5人乗りの機体「Lilium Jet」を開発済みなど、50社以上あると言われるeVTOL機を手掛ける新興企業の中にあって「先頭集団」にいる(関連記事)。リリウムはeVTOL機を利用した商用サービスを2025年に開始することを目標に掲げている。今回、製造施設の規模拡大で、その目標に大きく近づいたと言える。

現在の製造施設内の様子(出典:リリウム)
現在の製造施設内の様子(出典:リリウム)
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 リリウムによれば、現在の製造施設の敷地面積は3000平米ほど。これを1番目の施設とすると、2番目の製造施設を作り、1番目と2番目で「合計1万平米にする」(同社 Chief Commercial OfficerのRemo Gerber氏)予定である。この結果、2025年時点で年間数百台の量産体制を整えたいとしている。

 生産体制の強化にともない、人員も増やす。現在、リリウムの従業員数は350人ほど。2025年までに最大で500人の新規雇用を生むとしている。