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 HPC Developer Conference/SC関連では、GPUの説明を土岐氏は行った。すなわち、(1)Intelは「Xe(エックスイー)」と呼ぶ新しいGPUアーキテクチャーを開発していること、(2)このアーキテクチャーはモバイル機器向けからHPC向けまですべてのレベルのプロセッサーで採用されること、(3)HPC/AI向けのディスクリート(単体)GPUを開発をしていることを紹介した。

「X<sup>e</sup>(エックスイー)」アキーテクチャーは全レベルのプロセッサーで採用へ
「Xe(エックスイー)」アキーテクチャーは全レベルのプロセッサーで採用へ
Intelのスライド
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 開発中のHPC/AI向けのディスクリートGPUは、開発コード名が「Ponte Vecchio」で(ニュースリリース1)、Intelの最新技術が投入される。例えば、ダイは7nmプロセスで製造され、パッケージングには3次元実装技術の「Foveros」(関連記事3)と2.5次元実装技術の「EMIB」(ニュースリリース2)が適用される。また、「Xe Link」と呼ぶインターフェースで複数のPonte Vecchioを接続することで、処理性能を容易に上げることが可能になるという。Xe Linkは、Intelらが標準化したプロセッサー間インターフェース「CXL:Compute Express Link」をベースにしている。

NVIDIA対抗ディスクリートGPU「Ponte Vecchio」にはIntelの最新技術を投入
NVIDIA対抗ディスクリートGPU「Ponte Vecchio」にはIntelの最新技術を投入
Intelのスライド
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 土岐氏はあまり説明しなかったが(後日に「詳しく説明」とのことだった)、HPC Developer Conference/SCでは、「OneAPI」と呼ぶプログラミングモデルが発表されている(ニュースリリース1)。その説明に使われる図はOpenVINOとよく似ている。すなわち、MPU、GPU、AI処理チップ、FPGA向けのアプリケーションを1つの環境で開発し、これらの異なるコンピューティングリソースに最適分散させられるとする。同氏によれば「OpenVINOはエッジ向けなのに対して、OneAPIはクラウドをターゲットにしている」という。OneAPIの対象にはPonte Vecchioも含まれる。米NVIDIAのCUDAを意識した仕組みが、OneAPIには含まれるようだ。

クラウド向けのヘテロジアスコンピューティング開発環境「OneAPI」
クラウド向けのヘテロジアスコンピューティング開発環境「OneAPI」
「Ponte Vecchio」もサポートする。Intelの図
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