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 「何かにしがみついていないと、体ごと持っていかれる」――。半導体製造関連の展示会「SEMICON Japan 2019」(2019年12月11~13日、東京ビッグサイト)で行われていた免震体験車のデモンストレーションに参加し、東日本大震災と同じ震度7の強烈な揺れを体験した筆者の感想だ。機械要素部品メーカーのTHKが同展示会の「BCPエリア」内のブースに免震体験車を持ち込み、デモを実施している。

 この免震体験車は、地震の揺れを再現できる起震車に同社の免震装置を搭載したものである。免震装置のオン/オフを切り替えることで、免震時と非免震時の揺れの違いを肌で感じることができる。

 今回のデモでは、まず免震装置を作動させずに、2011年3月の東日本大震災で起こった最大震度7を含む1分強の揺れを、いすに座った状態で体験する。揺れの強さは想像以上だった。筆者は最初車内で写真を撮ろうとしたが、すぐに諦めた。震度5を超えると、机に付けられた手すりを握り続けていないと体勢を維持することさえ難しかった。

 次は、免震効果の体験である。起震車で同じ揺れを再現しながら、免震装置を作動させる。免震の効果はてきめん。体で感じる揺れの大きさは格段に小さくなり、手すりにつかまらず普通に座っているだけで、体勢を持続することができた。

免震体験車のデモ
免震体験車のデモ
(撮影:日経 xTECH)
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震度6や震度7になると、机に付いた手すりにつかまらないと体勢を維持できなくなる
震度6や震度7になると、机に付いた手すりにつかまらないと体勢を維持できなくなる
(撮影:日経 xTECH)
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非免震時のデモ

(動画は日経xTECHが撮影)

免震時のデモ

(動画は日経xTECHが撮影)