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 「中国の大手スマートフォン(スマホ)メーカーの中でもコストパフォーマンスは一番」。2019年12月9日に日本市場への参入を発表した、スマホ販売台数で世界4位の中国シャオミ(小米科技:Xiaomi)は、中国人が口をそろえてこう断言するメーカーだ。

 今回の日本市場参入においても、「世界初」(同社)の1億800万画素のカメラを武器にしたハイエンドモデル「Mi Note 10」を5万2800円で投入する。スペックで比較して他社より数万円以上は安い価格設定だ。

シャオミの日本市場参入に関する発表会の様子。写真は登壇した、シャオミのSteven Wang氏(Global Department General Mnager、East Asia Region)
シャオミの日本市場参入に関する発表会の様子。写真は登壇した、シャオミのSteven Wang氏(Global Department General Mnager、East Asia Region)
(撮影:日経 xTECH)
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 日本市場に参入した理由について同社は「5G(第5世代移動システム)の商用化の開始や、総務省が定めた携帯電話料金の新ルール(継続利用を条件とした端末購入補助は一切禁止。継続利用を条件としない場合も端末購入補助は最大2万円、継続利用の際も違約金は1000円以下にするなど)」(東アジア地域を統括するGlobal Department General Mnager、East Asia RegionのSteven Wang氏)を挙げる。つまり、5G対応スマホなどで同社のコスパの高さを訴求してユーザーを獲得できると考えているのだ。

 加えて、中国市場でのスマホ販売の苦戦もあるようだ。米中貿易摩擦の影響で、中国首位のファーウェイ(Huawei Technologies)の海外事業は苦戦しているが、調査会社の米IDCによると、2019年第3四半期は国内でシェアを圧倒的に伸ばしており、そのあおりでシャオミのシェアは前年同期比で30%以上も落ちている。ファーウェイが苦戦する海外市場に商機を求めているとの見方もある。